
結論をお伝えすると、インソール(中敷き)や機能性靴下を上手く利用することで、悩みの解消に近づけます。
さらには、足の指を上手に使えるように『ある運動』をすることで、いい効果が期待できます。

ナースシューズで外反母趾に悩む実例
まずは看護師にありがちなナースシューズによる外反母趾の痛みのお話です。
外反母趾の悩みは下記の通り。
外反母趾の悩み
①ナースシューズが当たって親指の付け根が痛い
②痛みを抱えているので、患者さんに満足のいくサポートができない
③ナースシューズは色指定があるので選べる範囲が狭い
順に説明していきます。
①ナースシューズが当たって親指の付け根が痛い
この痛みには、さらに2つのパターンがあります。
- 親指が外がわに圧迫されることでの関節の痛み
- 内がわの親指の付け根がシューズと擦れることでの皮膚の痛み
足の形に合わないシューズを履き続けると、このような問題が出てきます。
ですので自分の足の形と履いているシューズが、合っているか確認しましょう。
a.親指が外がわに圧迫されることでの関節の痛み
親指が長い人が先の細いタイプのシューズを履くと、親指が外がわに圧迫され、少しづつ指の変形が進んでいきます。
このとき指が変形する過程で、筋肉が引っ張られたり、関節の袋が伸ばされたりして痛みを発生させてしまいます。
b.内がわの親指の付け根がシューズと擦れることでの皮膚の痛み
外反母趾がある人で、横幅の狭いシューズを履いているとシューズの中で擦れ合い摩擦が発生します。
この繰り返しで、皮膚に炎症が起こり痛みとして感じてしまうのです。皮膚に赤みが無いか確認しましょう。
この場合、靴との相性が悪いため替えることをオススメします。
②痛みを抱えているので、患者さんに満足のいくサポートができない
痛みをかかえている時って、何となく動きが鈍くなりますし、憂鬱な気分になりますよね。
そして、この辛さをどうにかしたいと思うように...
さらには、自分が痛みを抱えている状況では、患者さんに満足のいくサポートができなくなりますし。
そのような方は、この記事で紹介するインソールと機能性靴下で悩みの解決口になるはずです。
③ナースシューズは色指定があるので選べる範囲が狭い
たとえ外反母趾に良い靴があるとしても、病院から色の指定があるのでどうしても選びにくい。
ほとんどの病院には、ナースシューズは白色という指定がありますよね。
白色のナースシューズをお探しの方はこちらの記事へ白限定!おしゃれなナースシューズ5選【かぶりたくない人必見】
しかし、病院によってはワンポイントのカラーくらいなら許されている所もあると聞きます。
病院の決まりが厳しい場合でも大丈夫な方法が、今履いている靴に「インソールを入れる」もしくは「機能性靴下を履く」これらの対策をすることで足にかかる負担を減らすことができますよ。
解決策
- インソールを入れる
- 機能性靴下を履く
2.ナースシューズと道具を組み合わせて外反母趾を予防しよう
この章では、ナースシューズと組み合わせて使うことで、足のアーチを自然と保てるようなインソールと機能性靴下を紹介したいと思います。
結論
①インソール→ビルケンシュトック ブルーフットベッド トラディッション
②機能性靴下→ゆびのばソックス
①ビルケンシュトック ブルーフットベッド トラディッション
こちらは当ブログで何回も紹介している「ビルケンシュトック」のインソールになります。
別記事はこちらナースシューズのオススメ【疲れにくい靴3選】
このビルケンシュトック ブルーフットベッド トラディッションは、通常のインソールの1/2程の長さしかありません。
これを「かかと」部分にはめて使用するといった感じです。
ブルーフットベッド トラディッションの特徴
- 足の形状を考慮している設計
- 踵をしっかりとホールド、抜群の安定性
- ショックをしっかりと吸収
- 低いヒールの付いたビジネスシューズやレジャーシューズに最適
- 外反母趾の原因である横アーチ、縦アーチをサポートしてくれる
僕はビルケンシュトックのサンダルを3足愛用中です。

②ゆびのばソックス
ゆびのばソックスは、安全にそして快適に足指を伸ばすことが出来る唯一の五本指ソックスです。
価格帯が1足1900~2600円なので靴下としては、お高いですが機能性はバッチリ。
みらいクリニック 五本指ソックス~医師が開発したゆびのばソックス
ゆびのばソックスの機能
a.カラダを支える土台である足のアーチを3点で矯正・サポート
b.特許「至適圧構造」で足指をしっかり伸ばします
a.カラダを支える土台である足のアーチを3点で矯正・サポート
人間の足には元々3つのアーチである内側アーチ、外側アーチ、横アーチが存在しています。
このアーチの役割を簡単に説明すると、「片足で立てたり」「床からの衝撃を吸収する」といった役割があります。
しかし、「年齢を重ねる」ことや「足に合わない靴」を履き続けることでアーチが次第に落ちてきます。
このアーチの落ち込みが続くことで、外反母趾の変形をさらに助長させてしまうのです。
ですが、このゆびのばソックスには、3つのアーチを矯正・サポートしてくれる役割があるため外反母趾の症状がある方にも試して欲しいのです。
b.特許「至適圧構造」で足指をしっかり伸ばします
さらに、ゆびのばソックスには、足指をしっかりと伸ばすための「至適圧構造」が備わっています。
この「至適圧構造」とは、これまでの足指袋の圧を調整したことで、足指がまっすぐに伸びることが可能になりました。
足指袋の圧が高すぎると血流の流れが悪くなり、むくみや痛み、しびれを起こす可能性もある。
また、圧が低すぎても曲がった指(かがみ指)が伸ばされない状況になります。
これらを考慮して考えられた最適な圧が、ゆびのばソックスなんですね。
つまり、ゆびのばソックスを履くだけで3つのアーチがサポートされる、かつ足指が伸びる状態をキープすることが出来るといメリットがあります。
外反母趾にオススメの書籍
さらに、ここでは足の変形の知識を深めたい方の為に本を紹介したいと思います。
外反母趾を始めとした足の悩みがある人にオススメなのが『足腰が20歳若返る 足指のばし』という本です。
足のゆびをしっかり使えることの重要性を教えてくれる内容でして
特に注目なのが、「小指の変形が現れてないか」「小指が変形するとどうなるか」「足指が使えることの重要性」を説いた内容で、日頃から足指を意識したことが無い人にとって分かりやすい言葉で解説されています。
本書では、小指の変形からカラダの不調が現れると言及されており、非常に興味深い内容。
下記で一部抜粋して紹介したいと思います。
足の形タイプチェック
下記のように3種類に分類できます
- 末広がり型
- 三角型
- 棺桶型
末広がり型
これが理想の足。小指も親指もパッと開いた状態のことをいいます。
足が本来持つ力を十分に使えます。
生まれたての赤ちゃんはこんな足。
三角型
黄色信号の足。小指が曲がっていたり、寝ていたり、小さな爪になっていたり。
こうなっていたら、ゆがみが進んでいる「三角型の足」です。
棺桶型(かんおけ型)
危険状態の足。小指も親指も内側に寄っている。
これはいずれ歩けなくなる可能性の高い「棺桶型の足」です。

ゆびの変形があるけど、どうすれば良いの?
ゆびの変形がある方にも安心して行うことのできる『ゆびのば体操』があります。
方法は下記の写真の通りで
①座って片足を太ももの上に乗せる。
②足指の間に反対側の手の指を入れ(右足なら左手で)、ふんわりと優しく握る。
③足の裏側を優しく伸ばし、5秒キープ。
④足の甲側を優しく伸ばし、5秒キープ。
※③と④を交互に行い、逆の足も行う。両足で3分(15〜20往復)ほど。
まとめ
今回の内容いかがだったでしょうか。
毎日履くナースシューズだからこそ、こだわって欲しい。そう思って記事を書きました。
自分のカラダを守ってこそ、患者さんに真心のこもったサポート・支援ができるのではないでしょうか。
ということで今回のおさらいをします。
- 外反母趾の痛みは、関節か皮膚の痛みに分けられる。
- 痛みがあっては十分なサポートができない。
- いざ、足に良いナースシューズを選ぼうと思っても、病院の決まりがある。
- だからこそ、インソールか機能性靴下が最適。
- 最適なインソールは、ビルケンシュトック ブルーフットベッド トラディッション
- 最適な靴下は、ゆびのばソックス
- さらに、足指の知識を深めたいなら「足腰が20歳若返る 足指のばし」の書籍がオススメ。
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